暑い夏になると水分補給が大切ですが、虫歯になりやすい飲み物がありますので、注意が必要です。虫歯にならないために、夏に気をつけなければならない飲み物のチョイスについてご説明します。
目次
夏に虫歯のリスクが高まるのはどうして?
夏になると気温が高くなり、熱中症を避けるために水分摂取が必要になります。水分にもいろいろあり、水やお茶、ジュースやスポーツドリンクなど、何を飲むかは人によって様々です。
飲み物の中でも甘いジュースやスポーツドリンクには糖類が含まれており、日常的に飲んでいると、虫歯の原因になります。
冬場は熱いお茶やブラックコーヒーを飲んでおられる方も、夏場は炭酸飲料を好まれるかもしれません。夏場に飲みがちなコーラ、サイダー、スポーツドリンク、フルーツジュースなどは強い酸性で、歯を溶かす原因になります。
虫歯になりにくいドリンクの飲み方は?
暑いせいで、身体を冷やすためにひっきりなしに飲み物を口にする方もおられるでしょう。水やお茶なら虫歯のリスクはありませんので、ジュースやコーラを選ぶよりは、出来るだけ水やお茶を選ぶようにしましょう。
甘いジュース、コーラ、スポーツドリンクなどを飲んでも虫歯になりにくいようにする方法がありますので、ご紹介します。
虫歯になりにくい飲み方
- 水で口をゆすぎながら飲む
- ストローを使って飲む
- 飲み終わったら水を飲む
- こまめに少しずつ飲むではなく、一気に飲んでしまう
お口の中に糖分を残さないことが重要です。逆に、お口の中に含むようにして飲むと、お口全体に糖分が行き渡ってしまいますので、虫歯になりやすいです。
少しずつ長い時間にわたって飲むのはNGです。ドリンクによって酸性に傾いたお口の中に、すぐにまた酸性のドリンクが入って来ることで、お口はずっと酸性を保ってしまい、歯を溶かしやすくなります。
甘いドリンクを飲んだ後に、キシリトールガムを噛むのも虫歯予防に良いでしょう。
かんきつ類などのフレーバー入りの酸性のドリンクにも注意
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系のフレーバー入りの飲み物は、お口の中がスッとするので夏場には特に人気です。
しかし、柑橘類は酸が強く、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。砂糖が入っていなくても虫歯の原因になりますので、注意しましょう。
夏はアイスクリームにも注意しましょう
暑い夏に食べる冷たいアイスは身体を冷やしてくれるので、とても美味しく感じるものです。
アイスクリームには砂糖がたくさん使われていますが、おやつの中では虫歯のリスクがそう高くありません。それは、糖分が多いものの、すぐに溶けてしまいますのでお口の中にある時間が少ないという理由によります。
しかし、甘い飲み物と同じ程度には虫歯になるリスクがありますので、いくら食べても虫歯にならないというわけではありません。
夏は飲み物と虫歯に関するQ&A
夏になると気温が高くなり、熱中症予防のために水分摂取が増えます。しかし、甘いジュースやスポーツドリンクなどには糖類が含まれており、これらを日常的に摂取することで虫歯のリスクが高まります。
甘いジュースやコーラ、スポーツドリンクを飲んでも虫歯になりにくくする方法として、以下の方法があります:
・水で口をゆすぎながら飲む
・ストローを使って飲む
・飲み終わったら水を飲む
・一気に飲むではなく、こまめに少しずつ飲む
柑橘系のフレーバー入りのドリンクはお口の中がスッとするので夏場に人気ですが、柑橘類は酸が強く、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。砂糖が入っていなくても虫歯の原因になるため、注意が必要です。
まとめ
糖分が含まれた甘いドリンクをお茶代わりに一日中飲んでいると、歯全体が虫歯になりやすくなってしまいます。
夏場は汗をかくので水分補給が重要になりますが、こまめに飲む場合は水やお茶などの糖や酸を含まない飲み物を選びましょう。ジュースやコーラやスポーツドリンクを飲みたくなった時は、だらだら飲むのを避けて一度に飲んでしまい、その後水で軽く口をゆすぐと虫歯予防に繋がります。